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厄除けと上生菓子

今年は厄年ということで,埼玉県内では特に厄除けとして有名な喜多院へ護摩祈願へ行った.

テレビでは見たことはあるが,生で見るのは初めてである.

焚かれる火勢も天井に届くのではないかという勢いであったので,火災予防施設など余計なことを考えてしまった.

喜多院については一般に言われている以上のことは知らないので割愛するが,中興の祖とも言われる天海僧正には興味がないでもない.

江戸城の一部を移築した間などを拝観することができるが(つまり,江戸城創建当初の一部でも見たければ,皇居に行くのではなく喜多院に来なければならない),既に三度,見ているので今回は省略した.

いつもと違っていたことといえば,毎年1月3日に喜多院でだるま市が開かれているようだが,その出店がいくつかあったことである.

黒のだるまを頼んだはずが,家で開封してみると赤のだるまであった.

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厄除けとして黒にしたかったのだが,赤は家内安全ということなので,そこが一番大事だし,逆によかったのかもしれない.

厄除けで頂いたお札と一緒に飾ってある.


さて,帰りに今年初の上生菓子を購入したので,感想を書いておく.

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すべて「くらづくり本舗」にて購入した.


若竹(わかたけ)

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柚子餡包みの若竹色雪平餅です。

粉末オブラートをまぶし、白手亡かの子豆と縁起の良い赤笹をのせて『若竹』を表しました。


以上,くらづくり本舗のホームページより.

口に入れて,柚子餡の爽やかな味が広がり,良い意味で裏切られた.

甘いだけではない,柚子の爽やかな味が「竹」のイメージにふさわしい.


お題『本』(ほん)

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一番挽き皮むき餡包みの薄黄色薯蕷饅頭です。

ハートの型にして、本を読む前のワクワク・ドキドキ感表し、本と金箔を吹き付けて宮中歌会始めのお題『本』を表しました。


以上,くらづくり本舗のホームページより.
薯蕷饅頭も上生菓子になることがあるのだと驚かされる.

造形は歌会始めのお題「本」ということだが…,どうだろう.

中身はこし餡であった.

少々,私には甘すぎる.


福寿草(ふくじゅそう)

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小倉餡包みの黄色キントンソボロです。

大納言かの子豆と挽茶色新挽粉をのせて、『福寿草』を表しました。


以上,くらづくり本舗のホームページより.

福寿草をキントンソボロで表現するというのは意外性があって面白いと思う.

既に以前の記事で書いたと思うが,個人的にはキントンソボロの餡はこし餡が好みであるが,この「福寿草」はつぶ餡なのが少々残念であった.


以上,「くらづくり本舗」の上生菓子の感想であった.




by Allegro-nontroppo | 2015-01-29 19:44 | あれやこれ
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