飛鳥・京都旅行記 2日目

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飛鳥・京都旅行記  2日目は京都観光である.
写真は龍安寺の石庭である.
昨日もお世話になった同先輩が行きたい場所を言えば連れて行ってくれるとは言って下さるが,とっさには思いつかない.
前日から考えてみて思いついたのは,龍安寺の石庭であった.
昨年の東京国立博物館の特別展 京都 障壁画と洛中洛外図の美 (当ブログ記事はこちら) では石庭の一年をフルスクリーンで美しく映し出していた.
実際の石庭を見たことがなかったので,是非とも見てみたいと思ったわけである.
そうの観点でいけば竹林が素晴らしいと聞く天龍寺も行ったことがないし,国宝第一号の弥勒菩薩半跏思惟像をもつ広隆寺も行ったことがない.
というわけで,京都の行ったことがれない有名な観光地を拝観に行くこととした.
日曜日ということもあり,移動や拝観もいつもより大変ではあったが,現地の人の案内のおかげで迷うことなく動けたのは幸いであった.
観光した場所は以下の通り.

1. 龍安寺
2. 天龍寺
3. 渡月橋
4. 広隆寺
5. 建仁寺
6. 霊山歴史館

今回の旅は移動に時間がかかることもあり,またそれぞれの拝観にも時間がかかるので数は少なめである.
詳細は以下に記す.




1. 龍安寺
この寺の見どころはもちろん石庭であろう.
枯山水といえばこの石庭を必ず思い出すものだ.
最初はこんなものかと思ったが,ぼんやり眺めているとこの凄さが分かってくるような気がする.
おそらくは中国の山水図を表しているのだろうが,きちんと水墨画の世界が広がっていることが認識できるのだ.
あるものを違う素材を使って表現しようとすることは非常に難しいことであるが,この石庭はそんな苦労を微塵も見せずに淡々とその世界を表現している.
これ以上に的確に表現できる方法はないのではないだろうか.

2. 天龍寺
龍安寺といえば石庭,では天龍寺といえば?
当然,竹林の道であろう.
その前に天龍寺の拝観をする.
今までいくつものお寺を訪れたことがある.
建物の中に入れないお寺もあったし,一部建物のみ入場を許されたお寺もある.
しかし,建物内の襖などの様子を外から眺めるようなお寺は初めてであった.
襖などは高性能プリンターなどを使って,忠実に再現されているようである.
このお寺は建物よりも夢窓国師の庭園のほうが有名であろうから,建物の中に入れるより,庭園内を散策できる方が喜ぶ人が多いのかもしれない.
ここは後醍醐天皇が幼少期を過ごした場所で,のちに後醍醐天皇の菩提を弔うために開山した寺であるとのこと.
竹林の道は素晴らしかったが管理も大変だろう.
今頃の季節に行くと竹も青々としてもっと素晴らしいかもしれない.

3. 渡月橋
二時間サスペンスなどでおなじみの渡月橋である.
このような場合,撮影されるのは一方のみらしいが,我々が下りた土手は逆側であった.
撮影される側の土手には重機が置かれてあったためである.
昨年の大雨の影響で工事をしていたのであろうか.
今年の梅雨の時期までには終わるといいが.

4. 広隆寺
今回,訪れた寺の中で一番人が少なかった.
日曜日であったので,人が多いのは仕方ないのだが,やはり少ないほうがストレスフリーである.
この寺は聖徳太子が建立したとか秦河勝が聖徳太子より仏像を賜り,それを御本尊として寺を建立したとかいろいろ説はあるが,とにかく聖徳太子と秦河勝にゆかりのある寺であることは間違いないだろう.
現在の御本尊は聖徳太子像である.
この聖徳太子像は歴代天皇が即位大礼で着用した黄櫨染御袍の束帯を即位後贈進されて,それを各天皇一代を通じて着用するならわしである.
なんとかその様子が見えないかと覗き込んではみたもののよく分からなかった.
国宝第一号となった弥勒菩薩半跏思惟像も素晴らしい.
人知の及ばない仏の姿はかくあるのだろうという表情を浮かべていらっしゃる.
弥勒菩薩半跏思惟像で思い出すのは中宮寺のことである.
聖徳太子とゆかりのある寺に弥勒菩薩半跏思惟像が祀られているのは何か意味があるのだろうか.

5. 建仁寺
建仁寺と言えば,琳派好きの私としてはやはり,俵屋宗達の風神雷神図屏風である.
残念ながら,本物はこの寺にはない.
ただ,尾形光琳がこの寺で風神雷神図屏風を模写したかもしれないと思うと心躍るものがある.
風神雷神図屏風や有名な海北友松の雲龍図や竹林七賢図の襖絵などは高精度デジタル複製が展示してある.
このとき本物をみることはかなわなかったが,後に東京国立博物館の栄西と建仁寺展で本物を見ることになる.(その時の記事)
金澤翔子氏の風神雷神の書を見れたのはよかった.
本当に風神雷神図屏風を見たこともなく書いたとはとても思えない構図である.

6. 霊山歴史館
最後は少々毛色が変わって霊山歴史館である.
どう毛色が違うかというと,この歴史館は幕末維新を取り上げた歴史館だからである.
この時代のことは当ブログで取り上げたことは全くなかったと思うが,私の歴史好きは幕末維新から始まったので是非とも訪れてみたい場所であったのだ.
展示内容としては,幕末維新で人気の高いと思われる坂本龍馬や新選組,そして昨年の大河ドラマの影響で新島八重に偏っていた.
そのおかげで彼らの日常のエピソードで出てくるちょっとした品々をみることができるのだから満足である.
霊山歴史館の先の京都霊山護国神社まで行けば,龍馬の墓も見ることができるが,龍馬にはあまり興味がないのと帰りの新幹線の都合でそこまでは行かなかった.

以上が,飛鳥・京都旅行記  2日目となる.
いつもよりかなり新しい時代の史跡ばかりを訪れた2日目であったが,たまにはこういう旅もいいものである.
京都は訪れたいスポットがまだまだあるので,近いうちにまた訪れたいものである.


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by Allegro-nontroppo | 2014-04-29 19:36 | 旅行記
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