鎌倉の旅ー金沢街道ー

更新に間が空いてしまったのに,またしても鎌倉の記事である.

38日に浄妙寺で特別参拝が行われるのに合わせて,金沢街道周辺を観光してきた.

先日の二階堂地域のすぐそばである.

この日は天気も良く,特に昼間は3月上旬と思えないほど暖かい日で,昼間は上着を抱えながら回ることとなった.

半袖の方もいらっしゃり,散策日和であった.

以下概要.


十二所神社

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御祭神:天神七代・地神五代

明治新政府の神仏分離政策や廃仏毀釈の動きにより現社名に改称されたようで,御祭神に関しても動きがあった可能性を感じる.

吾妻鏡によれば,1182811日には北条政子の出産に際する奉幣使の派遣や813日には十二所神社のほか諸社に源頼家誕生を祝って神馬を奉納した旨が記されているとのことである.

境内社は疱瘡神、宇佐八幡、地主神とのことであるが,字が薄れていて識別できず.


大江稲荷神社

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大江広元を祀る神社とのことである.

しかし,稲荷社ということもあるので御祭神はどうなるのだろうか.

大江広元と稲荷神というよりも,鎌倉政権と稲荷神のつながりゆえのこの形態ではないかと思う.


光触寺

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御本尊:木造阿弥陀如来及び両脇侍立像(頬焼阿弥陀)

開基:時宗開祖・一遍上人

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御本尊は盗みの疑いをかけられた法師の身代わりに頬に焼印が残ったという伝説がある.

また,本堂前の塩嘗地蔵はその由来から,鎌倉には金沢方面から塩が入ってきていたことが窺えるとのこと.

私は寺社巡りの際,可能であれば御朱印を頂く事にしているが,光触寺では御朱印を頂いた後にお経をあげて頂いたようである.

本当にありがたいことである.


明王院

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建立:鎌倉幕府四代将軍藤原頼経

御本尊:五大明王

将軍の祈願寺として建立され,幕府の鬼門方向にあたることから,鬼門除け祈願寺とされていた.

御本尊から五大堂とも呼ばれており,鎌倉市内で祀られているのは明王院のみとのこと.

茅葺屋根の本堂等を含め,素晴らしい境内であったが写真撮影禁止ということで,境内外からの写真である.


足利公方邸跡

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青砥藤綱屋敷跡

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これらの邸跡や屋敷跡が点在していることから,二階堂地域も含めて,この周辺は鎌倉~室町時代における政治の中心であったといえるのではないかと思う.


杉本寺

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建立:藤原房前,行基

御本尊:734年行基御作,851年慈覚大師円仁御作,985年恵心僧都源信御作三体の十一面観音

奈良時代に建立されたという,鎌倉最古の寺である.

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擦り減った苔むした石段や茅葺屋根の本堂など古刹らしい雰囲気がある寺である.


浄妙寺

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創建:足利義兼

開山:退耕行勇

鎌倉五山第五位の寺格をもつ.

当初は密教系の寺院であったが月峯了然が住職となってから,禅刹に改め,ついで寺名を浄妙寺と改めたという.

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また,本堂裏には足利貞氏の墓がある.

貞氏は足利尊氏の父である.

先月,太平記を読みかじったこともあり,1352年浄妙寺境内の延福寺に足利直義が幽閉され,翌年226日急死したということで興味があるお寺である.

そのようなわけで,「2016年春・梅 かまくら 寺社特別参拝」に参加させていただいた.

本堂の阿弥陀如来立像や聖観音像,淡島大明神立像を本堂内でよくよく拝ませて頂いた.

さらに昨年新築され,一般には初公開となった開山堂で退耕行勇坐像,三宝荒神立像及び藤原鎌足像もしっかりと拝観させて頂いた.


報国寺

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開山:天岸慧広

足利,上杉両氏の菩提寺として栄えたとのこと.

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孟宗竹が茂る「竹の庭」が有名で,竹の寺とも言われている.

おそらく金沢街道地区ではもっとも有名なお寺ではないだろうか.

竹の庭が素晴らしかった.


田楽辻子のみち

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鎌倉時代に路沿いの釈迦堂前に田楽師が住んでいたのが名前の由来という.


上杉朝宗邸跡

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文覚上人屋敷跡

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上記石碑は田楽辻子のみちに点在している.

上杉朝宗も文覚も鎌倉幕府,室町幕府にとって重要な人物で,邸跡や屋敷跡から,政治の中心地であったことが窺える.


以上である.

今回は念願の鎌倉五山のひとつを初めて参拝させて頂いた.

来年もこのような社寺特別参拝の企画が行われるようであれば,是非とも参拝したことのない寺社に参加させていただきたいと思う.


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by Allegro-nontroppo | 2016-03-13 21:57 | 旅行記
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