昨年まで「あんこ」が苦手だった.
私には甘ったるすぎるし,重たいように感じていた. ところが,昨年の「お伊勢参り」の際,本店で頂いた「赤福」に価値観を変えさせられてしまった. (朝5時から出かけ,7時には参拝を済ませておかげ横丁をぶらついたので,赤福しか開いていなかったのである. 結果的に価値観を変える出来事となったのだから,ある意味,神様からのご縁なのかもしれない. そのときの記事はこちら→) あの「あんこ」はちょうどよい甘味と,何より口のなかで溶けていくような感覚が素晴らしい. 今まで食べた和菓子は何だったのかと考えさせらたものだ. そのような訳でちゃんとした専門店の和菓子ならばおいしく頂けるのではないかと思い立った. 今回購入してみようと思ったのは「上生菓子」である. 本来ならば茶席で用いられるものかもしれないが,あの目を楽しませる「和菓子たち」は「あんこ」が苦手な私でも心惹かれるものがある. 早速「鶴屋吉信」(HPはこちら→)を訪れてみたのだが,すでに夕方だったためか,1種類しか残っていなかった. こしあんの焼皮製であった. 「あんこ」は甘めだが口溶けがよいようでしつこさがなく,おいしく頂けた. 今度は別の種類も食べてみたいものである. そういえばもうしばらく蛍を見てない. とりあえず今年は美しい上生菓子で「蛍狩り」を済ませたということにしておこう.
by Allegro-nontroppo
| 2014-07-21 20:02
| あれやこれ
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